サラミ

 

トスカーナにおけるいわゆる肉の塩漬け、サラミの歴史は古く、8世紀頃には生産方法の規定が作られていたといわれています。中世になり、メディチ家によりトスカーナ産ハムにおけるより一層厳しい法律が出来上がりました。

その原則は現代にまで伝えられ、トスカーナの土地で作られるDOPサラミはより洗練された味わいのサラミの1つとなっています。

DOP

トスカーナやほかの地方で生まれ育った豚のもも肉を使い加工され、出来上がったものはおよそ8〜9キロで丸い形をしています。

しっかりした風味で、トスカーナの自然の香料、にんにく、ローズマリーなどのハーブも使用されます。

サラメ・トスカーノ SALAME TOSCANO

 いわゆる“トスカーナのサラミ”という意味ですが、一般的には、粗く挽かれた脂身と黒コショウの粒を含んだトスカーナ産サラミとなります。イタリア全国でも名の知られているサラミの一種で、赤身部分はもも肉とロースから作られ、背中の部位から脂身が作られます。

自然の香料や塩胡椒で味を調え、通常10〜12℃の保管庫で約5ヶ月熟成されます。

 

カポコッロ CAPOCOLLO

 

カポコッロは豚の頭(カポ)から首(コッロ)と背中の部分の肉を塩漬けにしたサラミです。味わいがしっかりして、旨みと塩が効いているのが特徴です。形状は長く円筒状をしていて、断面は濃い赤色。混じり気のない白色の脂身部分が筋模様を作っていて、しっかりと凝縮された構造をしています。

 作られる過程では、味付け、スパイスを加え、マッサージをされます。(この作業は製品全体に塩やスパイスが浸透し、均等に振り分けられるために必要。)それぞれ調味された肉の塊を腸の皮に詰め、糸でできたネットで縛られます。その後1〜4ヶ月ほど熟成され完成となります。

フィノッキオーナ FINOCCHIONA

 フィノッキオーナはシエナ県とフィレンツェ県原産のトスカーナの特徴的なサラミで、豚肉の赤身と脂身部分を挽きフィノッキオの種から風味付けをする、ここからフィノッキオーナという名前は来ている。フィノッキオーナは"抜け目ない"サラミで、豚肉とフィノッキオの組み合わせで中世に生まれた。胡椒など東国からの香辛料よりその時代のフィノッキオの種が安かったからだけではなく、フィノッキオの匂いが時に未熟な豚肉を覆うほど強いからである。フィノッキオの種の使い方はこの時代、あまり良くなく古かったり嫌な匂いがする食べ物やワインを美味しく匂い付けするためにとても広まっていた。ここから真実とは離れた事を信じる人を騙すという意味の"インフィノッキアーレ"という単語が出来た。フィノッキオーナはいくらかの豚肉の貴重な部位(通常はパンチェッタ、切り整えられたハム、背中、アゴ)とベーコンや他の脂身部分と結びつくものである。細かくすりつぶし、赤ワイン、塩胡椒、油、フィノッキオの種を混ぜたものを加え、サラミによく使われる豚よりやや太らせた牛の腸に袋詰めをする。フィノッキオーナは重さに応じて乾燥させながらも柔らかさが残るのに必要な25ヶ月熟成される。トスカーナ産のパンに加え野菜やソラマメ、グリルしたポレンタと食べるのがフィノッキオーナの最も美味しい食べ方である。